中々更新できずすみません。
8月に緊急事態宣言の為にイベントが中止になり、解除になった後の10月30日にspice localさんにて開催したPOP UPイベントも沢山のお客様にご来場いただき有難うございました。店を持たない製造のみのブルワリーなのでこの様な機会にお客様とお話しできるのがとても嬉しいです。私達もお取り扱いいただいているお店にも行っていますので気軽にお声掛けください。
前文が長くなりましたがここから今回のメイン新作ビールの紹介です。
TRANS BREWINGの初のシュバルツ「黒麦浄瑠璃(こくばくじょうるり)」が発売になりました。
シュバルツって何?と思った方もいるかと思いますが、一般的(私的)には黒いビールは黒ビールと呼んでいましたが、ビール醸造という職業になったので黒ビールと言いたいが種類があるのでご説明します。黒麦浄瑠璃を飲みながら「これはねぇ〜・・・。」とうんちく話に使ってください
黒いビールには、スタウト・ポーター・シュバルツがあります。デュンケルは?と突っ込まれるかも知れませんがここでは真っ黒なビールと言う事でやや透き通るデュンケルは外しておきます。
スタウト(アイルランド発祥)・ポーター(イギリス発祥)はエール酵母(上面発酵)を使用しています。超有名なギネスはスタウトです。スタウトとポーターの違いはポーターはローストした麦芽を使っていますが、スタウトは普通の麦芽を使用し別にローストした大麦を使い醸造しています。
シュバルツ(ドイツ発祥)はローストした麦芽をラガー酵母(下面発酵)で発酵させたビールで国内大手ビールメーカーの黒はほぼこのタイプで作っていると思います。
6種類の麦芽の配合が良いバランスで絡んで、チョコレートやコーヒーを思わせる香りにきめ細かい泡とほどよい苦みでとてもよく仕上がっています。
毎回名前の由来を記載していますので、今回もこの名前はどうしてできたのかを教えますね。
今回は黒ビールを作ろうからスタイルをどれにしようか考えてシュバルツを作ろう!と決めただけで名前は何も決めていませんでした。完成間近に「名前どうします?」と言われた時頭に浮かんだのが何故かシャネルズのランナウェイ!でも昭和40年代生まれの俺しかわからんだろうと思い言わなかったが、前田(マエシン)が「黒麦浄瑠璃(こくばくじょうるり)って考えたんですけどどうでしょうか?」と言われた時、前田が俺の嫌いな勉強ジャンルの歴史や古典から持って来たのに対して、何も考えずに黒だからシャネルズとか言ったら、えらい恥ずかしい思いするところだったので言わなくて良かったと思ったw
しかし浄瑠璃とは私の口から出ない言葉だなぁ
浄瑠璃を調べたら
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平曲や謡曲に発した、琵琶(びわ)・扇拍子による音曲(おんぎょく)の語り物と、それを承(う)け三味線を使って発展した諸派の音楽との、総称。また特に義太夫(ぎだゆう)節。室町時代末の演目「浄瑠璃物語」の流行で、この名が付いた。
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2.仏教清く澄みきった瑠璃(るり)。「―世界」(薬師如来の浄土)
む、難しいわ・・。おそらく2の方を採用したんだろうな,本人に聞いてないけど・・・。字も見ないと書けんし。マエシン古典得意だったのかな。
手書きでメニューとかPOP書いている方ご迷惑をおかけします。面倒だったらTRANS黒でもトランス黒でも良いのでw。次回は私が簡単に書ける名前にしますので今回は黒麦浄瑠璃と書いて頂きたい!
黒いが清く澄み切った「黒麦浄瑠璃」よろしくお願いします!